白羽山はばたきの森に集う会

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本日は藤枝駿河台より森林インストラクターをお招きして、樹木観察会を実施しました。

スケジュール
9:30 集合、はじめの会。
10:00〜12:00 「彩の森」の観察会。
12:00〜13:00 昼食。
13:00〜15:00 「はばたきの森」の観察会。ネット補修。
15:00〜15:15 終りの会、解散。
以下はインストラクターの小久保さんに作成いただいた、白羽山の樹木の小冊子です。
手書きの挿絵の見事なこと、解説も独特です。ほんのサワリを以下にご紹介します。
 
 
「ユネスコエコパーク」の旗と白羽山。 左から森林インストラクターの
矢下さん、小久保さん、と会員の大石さん。
静岡のライターの鈴木真弓さんは
地酒研究家で酒豪。本日も二日酔い?
さっそく小久保さんによる「イロハモミジ」の
解説が始まった。枝は対生。
分子構造図による光合成と
アントシアニンとの関係解説。
「彩の森」のホウノキの前で、
モクレンと同じ仲間。
これは「ガマズミ」。初めて聞きました。
葉っぱはお酒になるらしい。
「ヤマボウシ」は実が食べられる。
「ハナミズキ」との違いは?調べて下さい。
矢下さんによる「ソヨゴ」の解説。両性花で実が
風に戦(そよ)ぐことから。小冊子の絵を参照。
「ヤマザクラ」の葉の根元の小さな突起
からは蜜が出て蟻が集まる。
自生の「ササユリ」が咲いた。 「ミズナラ」は寒い所に自生する。
暖かい所は苦手。
これは「アカシデ」、シデには他に「イヌシデ」
と「クマシデ」がある。小冊子を参照。
「ヒメシャラ」の実。ヒメシャラの幹が冷たく
感ずるのは表面にコルク層が無い為。
「テンダイウヤク」の前で。澤本さんは
記帳にメモに、なかなか忙しい。
午後は「はばたきの森」に移動。 「ナンジャモンジャ」のネット補修は
望月さんと塩沢さん。
終りの会。
今日の参加者は会員14名+3名。

森林インストラクターの小久保さん、矢下さんは藤枝駿河台で里山作りをされています。

お二人とも事前に白羽山の下見をされ、小久保さんには上記のように立派な小冊子(全20P)を用意して頂きました。

小冊子のスケッチ画は写真よりも、幹、葉、花、実をコンパクトに同時に表現できる利点があるとのことです。

矢下さんから白羽山の植生は、静岡の「高山(タカヤマ)」に似ているとの話がありました。

お二人から、光合成の仕組み、枝の対性と互生、雌花と雄花、窒素の循環、等々多くの説明を受けました。

一般的な木の他に、「サワフタギ」「エンコウカエデ」「スノキ」「シキミ」等、聞きなれない樹木もありました。

ブナは「はばたきの森」にも2,3本ありますが、暖地では他の木との競争に負け、あまり育たないとのことです。

当日は約40種の樹木を同定し荷札をつけ記帳し、秋の樹木札表示の下準備としました。

植栽地はまるで自然林の様だとのことですが、「はばたきの森」は少し密過ぎるとの指摘も受けました。

ライターの鈴木真弓さんは、「しずおか地酒研究会」でブログをやっています。→「杯の乾くまで

今回、酒の基になる水に興味を持たれ、藤枝の青島酒造さんのご紹介で来られました。

植栽地は下草が目立つようになってきました。6月に草刈りが予定されていますので参加をお願いします。


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