島田市の「山村都市交流センターささま」で1泊2日の新年会を行いました。
皆さんの行いも良く天候に恵まれて、2日目は美味しいピザ作りも体験しました。
スケジュール | ||
1月24日(土) | 15:00 | 「交流センターささま」に集合。 |
15:15〜17:00 | 有志による発表会。 | |
18:00〜20:30 | 夕食、宴会。 | |
20:30〜21:30 | 入浴。 | |
22:00 | 就寝。 | |
1月25日(日) | 6:30 | 起床。 |
7:20〜8:00 | 朝食。 | |
8:30〜10:00 | ピザ作り、マキ割体験。 | |
10:30〜11:00 | 昼食を兼ねピザ試食会。 | |
11:00〜11:30 | 終りの会、解散。 | |
1月25日。「交流センターささま」にて。宿泊者は計15名。 |
「交流センター」の看板。 | 15:00 始めの会。小澤会長と 北島館長、実行委員の高橋さん。 |
15:15 研修室で発表会。参加者は17名。 |
塩沢さんは「木屋川」について。 | 大石さんは「駿河台森づくり委員会」。 | 森田さんは「寸又の旧集落を訪ねて」。 |
18:00 食堂で夕食、宴会。 | 「交流センター」の職員は4名。 | 料理は地元のご婦人方の手作り。 |
鳴嶋さんに分けて頂いたのは… | イノシシ鍋。これが何とも美味で おかわりを数杯しました。 |
夕食後の宴会もいたって真面目です。 |
高橋さんは「千年の学校」の第1回卒業生。 | 遅れてきた福井さんと、 5年ぶりの加藤さん。 |
仕上げは昔なつかしい田舎ソバ。 |
「交流センター」の廊下。いかにも学校。 | 和室24畳は12人部屋。黒板が往時を偲ぶ。 | こちらは洋室の8人部屋。 |
○「山村都市交流センターささま」は笹間小学校の廃校を期に、内部を改装し生まれ変わりました。→「交流センターささま」。
○廃校時は生徒数9名で、地元の方々が行政と交渉し、@生徒の安全な登下校、A校舎の活用、を条件に廃校を了承したそうです。
○校舎の活用は廃校の1年前より着手し、約1億円をかけて改装しました。現在は「企業組合くれば」として運営しています。「くれば」とは「来てみてください」と言うほどの意味です。
○北島さんが幼少の頃は、同級生が45名ほどいたと言いますから、笹間地区もさぞ賑やかだったと思います。
○現在の施設利用の状況は年間で、宿泊者は約3,500人、施設利用者は約9,000人とのことです。
○塩沢さんは、自宅近くを流れる焼津の「木屋川」について、県立図書館や地元の古老の方に聞き取り調査をされています。
○大昔、大井川は焼津に流れていたとか、紀伊國屋文左衛門が奥大井の木を切出し上野寛永寺を造営した時、その材木は1割しか合格にならず、残り9割を横流し巨利を得たのではないかとか、興味深い話をしてくれました。
○大石さんは藤枝で「駿河台森づくり委員会」や「樵の会」の活動に携わっています。→「ふじえだ環境展案内」
○「駿河台森づくり委員会」では小冊子を発行しています。ほんのさわりをご紹介します。→「藤枝・駿河台周辺の樹木」。手書きの絵がなかなか良いと思います。
○森田さんは自宅が千頭で、寸又峡奥にかつてあった集落の跡地を訪ねレポートしてくれました。→「寸又の旧集落を訪ねて」
○集落を離れたのは昭和20年代とのことですが写真にもある様に、立派な石垣と建屋も一部残っています。また大石さんの話では、離村する時には杉やヒノキの苗木を植えて行かれるようです。
7:00 笹間上空は国内線の航路で 朝から頻繁に旅客機が行き交っていた。 |
茶畑に一面の霜。当日は-2℃。 | ニーナ女史によるセラミックオブジェクト。 |
当日朝はイスラム国による日本人 人質殺害のニュースが流れた。 |
7:20 朝食メニュー、いただきます。 | 8:30 「交流センター」にも朝日。 |
何やらのどかな里山風景。 | 8:30 ピザ作り開始。講師の皆さん。 | 素材の準備。小麦粉には予め 砂糖等を入れてくれてありました。 |
先ずは練ること15分くらい。 | 前田さん、ハチマキ姿ではソバ打ちだよ。 | コネ上がったピザ生地を温水(約40℃)を 張ったボールで約1時間発酵させる。 |
発酵を待つ間、根岸さんに陶芸窯 などの説明を受ける。 |
マキ割機は単純な構造。欧米人が 考えそうな機械だとは、誰かの言葉。 |
要はマキを挟んで油圧で押すだけ。 |
陶芸用の窯。焼く時は3日3晩徹夜… と言っても宴会しながらだけどね。 |
1時間後、発酵の終わったピザ生地。 発酵前と較べると倍くらいに膨らんでいる。 |
計量。1個約850grを2個。 |
計量後5分割し、また手でコネル。 オッパイに触っているよう… |
のし棒でノシて、金属プレートに ひろげ、トッピングも用意。 |
トッピングの完成。 |
10:00 専用のオカモチで窯へ。 全部で10プレート。 |
斉木さんが炉窯の余熱中。 | 窯の上の小枝アート。人形の雰囲気が 良く出ていると感心しました。下記参照。 |
10:30 250℃で余熱も完了し… | いよいよ窯入れ。 | 本格的な窯で焼き上げ。 |
約5分ほどでピッツァの完成。☆☆☆! | 皆で昼食代わりに舌鼓。 | 11:15 終りの会。 |
今日は「交流センター」の前広場で 笹間地区のグランドゴルフ大会。 |
小屋の中を覗かせてもらいました。 | 参加者70名ほど。元気いっぱいでした。 |
帰路、笹間川の支流で。 ホダ木の並びが見事で、これがプロの仕事。 |
12:50 清笹峠に着いた。標高640m。 | 「交流センター」まで約6.5km。 |
○デンマークの陶芸家ニーナ・ホールさんは、スタッフと共にセンターに約3週間滞在され、写真のオブジェクトを製作されました。→「NINA HOLE」。
○ニーナ・ホールさんの作品は、日本ではこの笹間に1ヶ所だけ、世界でも15ヶ所程度とのことです。
○昨年秋の「陶芸フェスティバルinささま」の最終日には報道陣を含めて約3,000人が集いました。
○今年もまた秋に外国の陶芸家10人ほどを招いてフェスティバルを開催し、その実行委員長に根岸さんがなりました。
○この陶芸釜で陶器を焼く時は、釉薬は使わず仕上げに赤松を燃やし、舞い上がった灰が溶けて釉薬の代わりになります。焼成温度は1,200℃。
○3日3晩で消費するマキの量は上記の写真のほとんどを使い切るそうです。仕上げに用いる赤松は購入し2t車で\10万。
○ピザのレシピはこちらを参照して下さい。→「ピザの作り方」
○ピザ用の窯は斉木さんたちの手作りによるものです。中は二段構造で、ピザだけでなく、輻射熱で焼き芋等も作れるようになっています。
○窯の上の小枝アートは笹間出身の入屋さんの製作です。こちらのブログをご覧ください。→「凡稔の日だまり日記」。
○焼き上がったばかりのピザがこんなに美味しいとは思いませんでした。「交流センター」でも一番人気のイベントとのことです。
○天候に恵まれ風もなく、またスタッフの皆さんの「お・も・て・な・し」で楽しい新年会となりました。ありがとうございました。