H21年1月18日(日)

白羽山はばたきの森に集う会

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島田市の三布袋で新年会を行いました。
始めに川根本町エコツーリズムネットワーク会長 内海登様に「大井川上流部の林業について」と題して新春講演会をしていただきました。

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講演会の後はいつも通り懇親会です。
終わって記念撮影。本日は25名の参加者でした。今年もよろしくお願いします。

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内海登様は東海フォレスト(株)の前社長さんです。 ⇒東海フォレスト
○現在の社有林は旧静岡市の23%の広さですが定住者はゼロ。
○昭和43年頃の入社当時は山梨県早川村から転付峠経由で二軒小屋に5,6時間かかり入山した。
○二軒小屋に本部があり、10班の伐採班で1班10人。造林班は20人。索道補修に20人、モチコ(資材運搬)10人。
○索道用のワイヤー運びは全て女性で30〜40人、一人30kg程を運んだ。
○木材搬送の索道は二軒小屋から山梨西山温泉へ10km程度あり、世界一長い索道であった。
○川狩りは昭和42年頃まで。その後索道からダムができ、鉄道とトラックの時代へ。
○植林から伐採までは約80年サイクルで実施。トドマツ(シラベ)、カラマツ、トウヒなど。昭和59年頃に輸入材に
 押され中断。
○井川山林は山梨県側と異なり、何度切っても極性層にから極性層に遷移する。笹が生えておらず、自然交配
 がうまく言っている。土地や天候の影響も大きい。
○井川山林は大倉財閥が開発し東海パルプも設立された。大倉財閥は今は観光事業にシフト。
○現在観光客は1.5万人。南アマウンテンパーク構想で将来は4〜5万人、上高地のようになればよいと思う。

等々興味深いお話をしていただきました。